アレルギーについて

エピペン

(2008/06/23)

エピペンは蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療薬で、アナフィラキシーの既往のある人またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に限られます。

アナフィラキシー反応は症状が進行性であるため、初期症状が発現しショック症状が発現する前に大腿部に自己注射します。あくまで緊急補助的治療なので、使用後は直ちに医療機関を受診しなければいけません。

エピペンには2製剤があり体重15kg以上で使用できます。現在のところ使用は本人または保護者に限られます。

処方手順は、最初に問診と必要性の判断、エピペンの正しい使い方や注意事項などをエピペントレーナーや説明パンフレットなどを使って説明、投与タイミングの指導、患者さんが十分理解した上で同意書に署名してもらいます。

その後にメーカーへ注文することになります。保険適用外の薬品で有効期限はおよそ1年間、費用は13000~15000円です。処方は登録医に限られます。当院では、現在のところ2,3件の相談はありましたが処方例はありません。心配な方はご相談ください。

※アナフィラキシー:アレルギーの原因物質(アレルゲンまたは抗原)に接触したり、摂取した後に、数分から数十分以内にアレルギーによる症状が体の複数の臓器や全身に現れる急性(即時型)のアレルギー。さらに呼吸困難や意識障害など重症化した状態をアナフィラキシーショックと呼びます。

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