Hibとは正式にはインフルエンザ菌b型で、髄膜炎や喉頭蓋炎を引き起こす細菌です(毎年流行するインフルエンザとは別です)。
細菌性髄膜炎の3分の2はHibが原因です。
Hibによる髄膜炎は5歳までのお子さんが全国で約600人がかかっているといわれています。
半数以上は0~1歳に集中し、約15~20%に後遺症が残り、5%が死亡する恐ろしい病気です。
しかしHib髄膜炎はワクチンで確実に防げます。
世界的には100カ国以上で行われ、90カ国以上では定期接種プログラムに組み込まれています。
日本では、やっと今夏に使えるようになる予定です。
接種は三種混合同様、乳児期に3回、1年後に1回、合計4回です。
三種混合と同時接種ということになると思います。
任意接種で、費用は未定ですが合計でおよそ3万円位になると考えられます。
秋田県は全国の約100分の1と考えればいいので、年間5,6人くらいの罹患者がいると推測されます。
発売日、ワクチン代など決まりましたら、またお知らせします。
※細菌性髄膜炎:脳や脊髄をおおっている膜(髄膜)の中に細菌が入りこんで起こす病気です。罹患すると生命に関わることや後遺症を残すことも少なくありません。発熱早期での診断は極めて困難です。